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2009/03/31

ハイブリッド車のLiイオン電池コストは約20万円/kWh---NEDOが開発ロードマップで分析《訂正あり》


http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090303/166646/
2009/03/03 19:36高田 憲一=日経ものづくり  新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2009年3月3日,「次世代自動車用蓄電池技術開発ロードマップ2008」の最終案を提示した。同日開催の同ロードマップ第2回委員会が審議して承認された。細部の修正を経て,早ければ2009年3月中にNEDOのWebサイトで公開する。

 同ロードマップは,次世代自動車の主役と期待されるプラグイン・ハイブリッド車や電気自動車に使う2次電池の開発ロードマップを,「現状得られる可能な限り詳細な情報に基づいてまとめた」(NEDO)もの。「現在」「2010年ごろ」「2015年ごろ」「2020年ごろ」「2030年以降」という期限を決めて,それまでに到達すべき性能,コストなどを数値目標として掲げた。

 同ロードマップは,現在から2030年ごろまではリチウム(Li)イオン2次電池が主役になると見ている。開発の方向性としては,プラグイン・ハイブリッド車やハイブリッド車に使う出力密度重視型と,電気自動車に使うエネルギ密度重視型の二つを想定している。2009年3月段階の電池コスト(セルではなく電池パック)も分析しており,両タイプとも約20万円/kWhと推定している。出力密度重視型の現状のエネルギ密度は70Wh/kg,出力密度は1800W/kg。エネルギ密度重視型のエネルギ密度は100Wh/kg,出力密度は400W/kgとしている。

 こうした現状の性能,コストを,2010年ころには,出力密度重視型でエネルギ密度70Wh/kg,出力密度2000W/kg,コストは半減の約10万円/kWhとし,エネルギ密度重視型では同じ同じく100Wh/kg,1000W/kg,約10万円/kWhとする目標を掲げている。2020年ころの出力密度重視型の目標は,エネルギ密度が200Wh/kg,出力密度2500W/kg,コスト約2万円/kWh。エネルギ密度重視型では,同じく250Wh/kg,1500W/kg,約2万円/kWhとしている。



 【訂正】記事初出時に,「早ければ2008年3月中にNEDOのWebサイトで公開する。」と記載しましたが,「2009年3月中」の誤りでした。記事本文は修正されています。

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