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2009/01/27

イーメックス,100Wh/Lの大容量キャパシタを開発


http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081224/163329/?ref=ML
電池 企業・市場動向 研究開発 化学 メカニズム 材料・加工
2008/12/24 17:55

金属電極の拡大写真
 イーメックスは,体積当たりのエネルギー密度が極めて高い大容量キャパシタを開発したと発表した。固体高分子膜を金属電極で挟み込んだ電気2重層キャパシタの一種で,電極の比表面積を同社従来品の10倍に高めるとともに,電解液の塩にLiイオンを用いることで電極で100Wh/Lのエネルギー密度を実現した。

 同社は,かねてより人工筋肉のアクチュエータ技術を生かして,電気2重層による物理吸着とLiイオンの酸化還元反応とを併用したハイブリッド型のキャパシタを開発している。今回の新型キャパシタでは,金属電極を作成する際のメッキの条件を最適化することで,電極の比表面積を大幅に向上させた。これによって,Liイオンによる酸化還元反応よりも物理吸着の効果が大きくなり,充電時間10分程度と急速な充放電が可能となった。また,課題だった化学反応に起因する単位体積当たりの出力密度の低さや充放電サイクル寿命の短さも解消している。出力密度は既存の電気2重層キャパシタと同程度の1500W/L,充放電サイクル寿命も10万回以上あるという。安全性にも自信を覗かせる。ショートした場合でも,電極面の固体高分子の成分が崩壊するために瞬時に絶縁状態になり,白煙が上がる程度で温度上昇などは認められないという。

 「現在大手メーカーと共同で製品化を検討している最中。早ければ1年後くらいには製品として提供できるのではないか」(同社代表取締役の瀬和信吾氏)。現在,比較的性能が高いとされるLiイオン・キャパシタでもセルのエネルギー密度は20~40Wh/L程度で,同社のキャパシタはその数倍の性能が期待できる。試作品では金属電極にAuを用いているが,量産化に向けては安価な金属で代替できるとしている。さらに,今後はLiイオン2次電池並みの300Wh/Lを目指して開発を進めるという。



吉田 勝=日経エレクトロニクス


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