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2011/06/16

Liイオンキャパシタを載せたEVを開発、FDKとTakayanagi

2011/06/15 19:39清水 直茂=日経Automotive Technology
FDKとTakayanagiは、Li(リチウム)イオンキャパシタを搭載した電気自動車(EV)を開発し、「次世代自動車産業展2011」(2011年6月15~17日、東京ビッグサイト)にカットモデルを出展した(図1)。1回の充電当たりの航続距離は約5kmにとどまるが、充電時間が約1分と早い。「近所の店にEVで買い物に行き、その店で充電して家に帰るといった使い方を想定して開発した」(Takayanagi 企画担当の小出悠美香氏)という。2012年ごろの発売を見据える。FDKのLiイオンキャパシタモジュール「ECM45」シリーズを8個搭載した。同モジュールの電力容量は36Whであり、車両全体で290Wh程度になる。車両の前に2個、後ろに6個のモジュールを置く。モジュール1個当たりの電圧は45V。8個のモジュールを2直列4並列でつないであり、Liイオンキャパシタ全体の電圧は90Vになる。Takayanagiが車両を手掛けた。車名は「ミルイラ」。同社は従来、Pb(鉛)電池を搭載したEVを開発していた(Tech-On!関連記事)。1人乗りで、「原動機付き4輪車」に分類されるものである。今回の開発品では、車体は従来とほぼ同じままで、Pb電池をLiイオンキャパシタに置き換えた。車両の質量は約260kg。そのうちLiイオンキャパシタが約40kgを占める。駆動形式は、駆動用モータを車両の後ろに2個搭載する後輪駆動式。モータは米Advanced DC社製で、1基当たりの最大出力は1.75kWになる。車両の最高速度は約80km/h。

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