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2012/03/02

【二次電池展】古河電池、キャパシタ一体型Pb電池「Ultra Battery」を出展 【二次電池展】古河電池、キャパシタ一体型Pb電池「Ultra Battery」を出展


古河電池は、鉛(Pb)2次電池の負極に非対称型キャパシタを電極レベルで組み込んだ「Ultra Battery」を、2012年2月29日から東京ビッグサイトで開催中の「第3回国際二次電池展」に出展している(Tech-On!関連記事)。

 Pb電池は、充電不足の状態(PSOC)が続くと硫酸鉛(PbSO4)が結晶化し、充電しても元に戻らなくなる(サルフェーション現象)。サルフェーションは、充放電の容量低下や電池寿命の短縮を引き起こす。Ultra Batteryは、電池電圧が低下したときに、キャパシタから放電するため、サルフェーションしにくくなるという。

 古河電池は、Ultra Batteryの用途として、アイドリングストップ車などの低燃費車を想定している。「アイドリングストップ車にLiイオン2次電池はオーバースペック」(同社の説明員)。通常のPb電池に比べればコスト増になるが、Liイオン2次電池やNi-MH2次電池に比べれば低コストである点を訴求していく。現在、自動車メーカーなどにサンプルを出荷している。


同じサイズのPb2次電池に比べるとUltra Batteryは長寿命
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Ultra Batteryはサルフェーションしにくい
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今回展示したのは、シール式1種(左)と液式2種(右)。シール式はB24サイズ(236mm×126mm×200mm)で重さが12.0kg、容量は34Ah/5HR。液式はB19サイズ(185mm×125mm×200mm)が重さ10.0kgで容量32Ah/5HR、D23サイズ(230mm×169mm×200mm)が重さ15.0kgで容量52Ah/5HR

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