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2009/06/02

【EVS24】米エネルギー省,プラグイン・ハイブリッド向け電池開発に20億米ドル


http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090514/170065/?ST=AT
2009/05/14 12:18清水 直茂=日経エレクトロニクス

図1 米国エネルギー省はPHEV向け電池開発に20億米ドルをつぎ込むと発表
図2 20億米ドルを電池の製造設備に
図3 PHEV向け電池開発の目標
図4 PHEVのデモンストレーションにも4億米ドル
米DOE(エネルギー省)は,電動車両のシンポジウム「EVS24」(2009年5月13~16日,ノルウェーのStavangar Forum)において,米国におけるプラグイン・ハイブリッド車(PHEV)開発を強力に支援すると述べた(図1)。同省は,20億米ドル(約1900億円)を電池技術の開発援助に使うことを2009年5月18日に提案する。「米国の電池技術に関わるすべてのサプライ・チェーンを支援し,PHEV開発を促進する」(US Department of Energy, Vehicle Technologies Program, Hybrid & Electric Systems, Team LeaderのDavid Howell氏)とした。具体的には電池のセルやモジュールの製造,電池材料の製造,電池のリサイクル,電動車両の駆動装置などの設備投資を援助する。

 同省は,PHEVの普及に必要な電池の目標性能も掲げた(図2)。例えば,現状の電池容量3.4kWhを,2014年に11.6kWhに高めるとする。この容量まで高めれば,40マイル(約64km)のEV走行が可能になることから決めたという。電池のコストについては,現状で1000米ドル/kWhのところ,2012年に半分の500米ドル/kWh,2014年に300米ドル/kWhに下げる方針である。電池の寿命に関しては現状の3年を,2014年に10年まで伸ばすことを目標にした。

 David Howell氏は,電池以外にPHEVの開発に必要な4項目の技術を挙げ,これらについても後押しする方針を示した(図3)。4項目とは,(1)インバータやコンバータなどのパワー・エレクトロニクス技術,(2)モータ技術,(3)PHEVの駆動技術,(4)駆動システムの温度管理技術,である。

 さらに,PHEVのデモンストレーションを実施するプロジェクトに対しても資金を追加する(図4)。現在,6000万米ドルを米General Motors Corp.や米Ford Motor Co.,米Chrysler LLCのPHEVのデモに援助しており,これに4億米ドルを追加する。

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