ACTの本社工場。下2階が工場に、3階が事務所になっている。
アドバンスト・キャパシタ・テクノロジーズ(ACT、本社東京都昭島市)は、立ち上げ中のLiイオンキャパシタ(LIC)の新工場を披露した。本社建屋の1~2階が工場となっており、現在はLICセル「Premlis」の本格量産に向けて試験稼働に入っている。同社は、2010年3月までは親会社である日本電子の本社昭島製作所内を拠点としていたが、同年4月に同製作所近くの現在の場所に本社を移転していた。
ACTは、2009年8月に第三者割当増資を実施しており、双日と太陽誘電から出資を受けてPremlisの量産体制を整えると発表していた。新工場では、それぞれ静電容量が5000F、2000F、1000Fの「A5000」「A2000」「B1000」の3タイプのPremlisを生産する。設備の生産能力は2万セル/月で、2010年度下期からの本格量産を始める計画だ。従業員数は、出資先からの常駐者と派遣を含めて40人程度。生産設備は性能評価装置を除けばほぼ整っており、すでにサンプル出荷用のPremlisの製造が始まっている。
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