大和ハウス工業は23日、リチウムイオン蓄電池を設置し、太陽電池で発電した電力の有効利用と、光熱費の大幅削減を目指す環境配慮型の一戸建て住宅を2011年春に発売すると発表した。価格は未定。日照量に左右される太陽電池と蓄電池を組み合わせて電力供給を安定させる仕組み。また、太陽光発電の普及拡大に伴う送電網への影響の緩和や災害時の非常用電源としても使用可能という。リチウムイオン蓄電池は大和ハウスなどが出資するベンチャー企業のエリーパワー(東京)製を採用。今年7月に埼玉県と名古屋市の住宅展示場で実証実験を開始。各電池が効率的に作動するかの確認や、家庭内の各種機器をネットワーク化し、住宅全体の省エネ性を高めるための検証を行う。実証実験では従来の省エネ住宅と比べ、二酸化炭素排出量を65%削減し、光熱費をゼロにすることを見込んでいる。
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