図1 電子制御ブレーキ・システム用非常電源ユニット
松下電器産業は「人とくるまのテクノロジー展2008」(2008年5月21~23日)に,電気2重層キャパシタを使った非常電源の次世代品を披露した(図1)。松下電器産業は現在,トヨタ自動車のハイブリッド車や高級車などに向けて電子制御ブレーキ・システムの非常電源として電気2重層キャパシタを搭載したユニットを供給している(関連記事)。
図2 電気2重層キャパシタの車載用途
次世代品は2010年以降の採用を目指している。現状の第3世代品は円筒型セルを12本搭載している。これは第1世代品の28本,第2世代品の21本からセル数は大きく減少しているが,ユニットとしての互換性を保つため,ユニット自体の外形寸法は大きく変えていないという。次世代品では搭載するセル数などは明らかにしていないが,ユニット自体も小型化を図り,搭載スペースの削減に寄与できるとしている。
図3 開発中の電気2重層キャパシタ
さらに,欧米の大型車でも車両効率を高めるため,パワーステアリングの電動化が進む傾向にあるという。その際,ステアリングを最初に動かす場合のピーク電流を電気2重層キャパシタでアシストする用途があるとのこと。
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