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2009/04/24

日産常務「2012年までに韓国で電気自動車を発売」


http://www.chosunonline.com/news/20090423000015
日産自動車常務のアンディ・パーマー氏(46)が「2009上海モーターショー」に出席した際、本紙とのインタビューに応じ、「韓国市場では2012年までに、一般の消費者向けに電気自動車の販売を開始する予定だ。これに関して韓国政府と具体的な販売方法や時期について話し合いを行っている」と語った。


 韓国の大手自動車メーカーは今の時点で、電気自動車の販売計画を決めていない。一方欧州や日本はもちろん、中国でも今年から電気自動車の本格的な販売が始まる。最近ルノー・サムスンは知識経済部との協議で、「次世代の成長動力として電気自動車の生産や開発を計画している」と話している。パーマー氏は「ルノー・サムスンは生産や研究開発の土台がしっかりしている上に、韓国ではバッテリーや電気系統関連の部品メーカーのレベルも高い。そのため(電気自動車の開発や普及に関する)潜在性は非常に優れている」と述べた。


 電気自動車とはエンジンなしに完全に電気モーターだけで走る車のことをいう。地球温暖化を引き起こす化石燃料を使用しないため、ハイブリッド車(エンジンとモーターを同時に動かして燃料を節約する車)に続くエコカーとして注目を集めている。


 日産は日本の自動車メーカーではトヨタとホンダに続き第3位だ。パーマー氏は日産で商品企画やプログラムマネジメントなどの部門を率いている。1991年から日産の欧州技術研究所に勤務し、2005年には軽自動車総括取締役に就任、今年2月に常務に就任した。


 電気自動車の大衆化に関する将来展望について、パーマー氏は「現時点では小型の電気自動車に使われるバッテリーでも、価格は1万ドル(約98万円)を上回る。また、充電のための施設などインフラ整備も整っていないため、地域の自治体との協力が可能かどうかがカギになる」と語る。日本ではすでに政府や自治体、電力会社などとの共同事業が進んでおり、欧米や中国でも数々の電気自動車プロジェクトが行われている。パーマー氏によると、「インフラさえ整えば、電気自動車は今すぐにでも消費者にとって非常に魅力的な選択肢になる」という。


 さらにパーマー氏は「中国のBYD社が、電気自動車では強力なライバルとして成長しつつある」と述べた。世界最大のバッテリーメーカーであると同時に自動車メーカーも傘下に置くBYD社は、昨年末にプラグインハイブリッド車(ハイブリッド車に外からの充電機能を加えた車)の販売を開始したのに続き、今年6月には中国で電気自動車の販売を本格的に開始する。技術レベルはまだ不十分だが、「販売を始めたという事実そのものを評価すべき」というのが業界の見方だ。


 「小型のハイブリッド車で業界を引っ張るトヨタやホンダに比べると、日産のハイブリッド技術はまだ遅れているのではないか」という指摘に対してパーマー氏は、「エコカーへの流れが確かなものなら、排出ガスを30%減らすハイブリッド車よりも、100%なくす電気自動車に力を注ぐべき、というのが日産の考え方だ」と答えた。


上海=崔源錫(チェ・ウォンソク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語

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