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地球温暖化対策の一環として、川崎市は二〇〇九年度から、エネルギー密
度が高く蓄電能力が優れている大型リチウムイオン電池を使った太陽光発電
システム導入に向けたモデル事業を高津区役所で進める。〇九年度当初予算
案に二千三百十五万円を計上した。
今年秋をめどに同区役所の屋上に太陽光パネルを計五十六枚、面積約七十
平方メートルにわたって設置する。出力は約十万キロワットで、一般家庭約
三世帯分の供給量に相当。
通常時は庁舎内に電力が供給されるが、大型リチウムイオン電池に蓄電す
ることで災害時に電力供給がストップした場合、数日間にわたり庁舎内の無
線やファクス、パソコンなどの電源として活用できる。システムを導入する
ことで年間の二酸化炭素(CO2)排出量を約四万トン削減できるという。
区役所入り口付近には現在の発電量などを知らせる表示を行い、市民に取
り組みをPRする。同市では〇三年二月、麻生区役所の屋上に太陽光発電設
備を設置しているが、蓄電能力は備えていない。
同市地球環境推進室の担当者は「リチウムイオン電池を使った太陽光発電
設備は全国的にも珍しい。効果を検証し、将来的にはスポーツ施設や民間事
業所などでの普及につなげたい」と話している。
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