2009/04/14 07:00狩集 浩志=日経エレクトロニクス
東芝は,チタン酸リチウムを負極材に用いたLiイオン2次電池で,重さ当たりのエネルギー密度を100Wh/kgまで高めた電気自動車向けのセルを開発した(関連記事1,関連記事2)。2009年秋からサンプル出荷を開始するという。
電流容量は20Ahで,出力密度は約1000W/kgである。東芝は現在,電動自転車などに向けて電池容量4.2Ahでエネルギー密度が約67Wh/kgのセルを生産している。今回開発したセルは,正極材をコバルト酸リチウムから変えることで,エネルギー密度を約1.5倍に向上させたとする。
同社ではこのほか,ハイブリッド車向けに電流容量3Ahで,出力密度4000W/kgの高出力型セルの開発を完了しており,サンプル出荷に対応している。
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