http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0417&f=column_0417_004.shtml
2009/04/17(金) 22:04
◆BYD(ビーワイディー、01211)
BYDは、携帯電話の構成部品やバッテリー電池の製造を手掛けるほか、近年では小型自動車事業にも参入。持ち前の充電池技術を活かし、将来的に需要拡大が見込まれるハイブリッドタイプの自動車の開発も行っている。
2008年通期決算では、売上高が前年比26%増と大幅な増収を達成したものの、純利益は逆に37%の減益。期間中の販管費が4割も増加したほか、研究開発費も6割以上の上乗せがなされ、収益を圧迫したかたち。
現段階の事業比率は電池類・携帯部品が7、自動車が3というところ。ただ、自動車の売上は同社が発表したエコノミックカー「F3」の大ヒットで著しく伸びており、08年は前年の1.7倍に急成長した。09年に入ってからも、自動車取得税の税率引き下げ(排気量1600CC以下限定)が追い風となって、3月の販売台数は前年同月比3.3倍の3万2000台あまりと、その勢いは止まらない。
大福証券では、同社が手掛けている「F3DM」などの新型ハイブリッド車が今後も自動車事業の牽引役を果たすとみている。しかしその一方で、携帯電話や充電池関連については、現在、需要家が在庫調整のための買い控えを行っていることなどから、しばらくは厳しい情勢が続くと分析している。
同証券ではこれらの要素を勘案し、09年の通期純利益は前年比20%増の12億2500万元、適正株価は09年通期予想PER(株価収益率)15.1倍に当たる10.4香港ドルが妥当とみている。が、相場はこれを大きく上回る高値水準にある、として現株価での「売却」をお奨めしている(16日終値:16.98香港ドル)。(資料提供:日本事業通信網)
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