【CEATEC】東芝が急速充電可能なノート・パソコンを参考出品，10分で90％まで充電

図2　デモンストレーションの様子

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080930/158804/?ref=ML
2008/09/30 12:17
東芝は，「CEATEC JAPAN 2008」において，急速充電可能なノート・パソコンを参考出品した（図1）。10分間で90％の容量まで急速充電することを目標にしているという。デモンストレーションでは，従来のLiイオン2次電池よりも4倍以上速く充電できる様子を確認することができた（図2）。

　従来の高容量なLiイオン2次電池に替えて，同社が開発中の負極材料にチタン酸リチウムを使ったLiイオン2次電池「SCiB」を搭載した（関連記事）。SCiBは急速充電ができるほかにも利点として，電池の充放電回数を6000回と，従来の500回から大幅に向上するため，「ノート・パソコンの製品寿命が来るまで電池を交換せずに済む」（東芝の説明員）としている。

　搭載した電池の容量や電圧の詳細は明かさなかったが，ノート・パソコン用に小さなセルを使っているという（図3）。

CEATEC2008 報道特設サイト

狩集 浩志＝日経エレクトロニクス

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