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2008/11/09

【JIMTOF】ハイデンハイン、電池レスのタッチプローブを出展


ハイデンハインのタッチプローブTS444の動展示。スイッチを押して圧縮空気を中央のTS444に供給すると同時に右下のエアタービンも回転する。数秒後には計測可能を示すランプが明滅する

[issued: 2008.10.31] ドイツHeidenhein社の日本法人ハイデンハインは、『JIMTOF2008(第24回日本国際工作機械見本市)』において、電池レスの赤外線通信式ワーク計測用タッチプローブ「TS444」の動展示を行った。

 通常、工作機械などに組み込まれているワーク計測用タッチプローブの電源は内蔵電池から供給されている。TS444は、エアタービンブレードと蓄電用キャパシタが組み込まれており、圧縮空気を供給することで発電して、タッチプローブを駆動させることができる。キャパシタへの充電時間は5.5×105Paの圧縮空気で約3秒。満充電時の計測可能時間は120秒となっている。「工作機械には、様々な用途のために圧縮空気が供給されている。これを利用することで、電池交換作業が不要なタッチプローブを開発できた」(同社)という。また、圧縮空気はプローブのあるユニット前方から排出されるので、ワークの洗浄も同時に行える。

 現在開発中の小型タッチプローブ「TS249」の参考展示も行った。一般的なタッチプローブは、インターフェースユニットを介してCNCに接続しているが、TS249はCNCへの直接入力が可能だ。

(朴尚洙)

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