図1 プラグイン・ハイブリッド車向けLiイオン2次電池ユニット
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080416/150550/
仏Saft社と米Johnson Controls社の合弁会社である米Johnson Controls-Saft Advanced Power Solutions(JCS)社は,「SAE2008 World Congress」(4月14日~17日開催)で,プラグイン・ハイブリッド車用Liイオン2次電池ユニットを展示した(図1)。
展示した2次電池ユニットは,電力容量7kWh,出力68kW,電圧320Vである。電気自動車やプラグイン・ハイブリッド車などの用途に向けたエネルギー密度が高いセル「VL M」シリーズのセルを88個搭載している。セルの電流容量は22Ahで電圧は3.6Vである(関連記事)。 また,同社によればハイブリッド車用に開発したLiイオン2次電池「VL P」シリーズをドイツDaimler社が2009年に発売を予定している「S400 BlueHYBRID」へ供給するという(関連記事)。供給するセルは電流容量が6Ahになるとしている。 S400 BlueHYBRIDはディーゼル・エンジンに出力15kWのモータを組み合わせたハイブリッド車で,Liイオン2次電池を搭載することをDaimler社が公表している(関連記事1,関連記事2)。JCS社はフランスのNersacに2008年1月に開所した車載用Liイオン2次電池の量産設備で生産する計画である。 このほか,JCS社は米Maxwell Technologies社とLiイオン2次電池の電極に関して共同開発を進めることを発表した。Maxwell Technologies社がキャパシタの電極製造で培った技術をハイブリッド車向けLiイオン2次電池に適合できるかどうかを評価していくという。
狩集 浩志=日経エレクトロニクス
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