http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080609/153009/
英Perpetuum社とオーストラリアCAP-XX社は,電池無しで駆動できる無線センサ端末を開発した(発表資料)。 振動をエネルギーに変換するマイクロ発電機と,電気2重層キャパシタを備えている。設置した場所の振動をエネルギーとして活用し,発電余剰分は電気2重層キャパシタに蓄電する。工場などに設置し,機器の稼動状態をモニタリングするセンサ端末などに向ける。両社は開発したシステムをノルウェーのガス・プラントに設置し,システムの評価を進めているという。2008年6月2日~4日に,米カリフォルニア州Costa Mesaで開催されたイベント「 nanoPower Forum 2008」にあわせて発表した。
●ZigBeeや無線LANを想定
ガスのプラントや精製所などでは,ポンプや機器の動作を監視して,安全管理などを行う必要がある。こうした際に用いられるモニタリング用のセンタ端末は,一般に人員が歩き回ってデータをチェックして回る必要がある。これを無線で集計するための,無線センサ・システムの導入も進んでいるが,従来は電池などが必要だった。Perpetuum社などは,こうしたモニタリング用の無線センサ端末を,電池無しで駆動できるようにすることを狙う。電池交換が不要になり,部材コストを低減できるほか管理費の削減にもつながるとみている。 内蔵するマイクロ発電機によって,0.5mW~50mWの電力を得られる。これを電気2重層キャパシタに蓄積する。センサで計量したデータを無線送信する際に,蓄積した電力を用いる。無線としては,IEEE802.15.4(ZigBeeなど)や無線LANなどを想定している。
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