三井造船，マレーシアで省燃費型ハイブリッド・コンテナヤード用クレーンを11基受注

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080904/157483/2008/09/04 19:26
　三井造船は，マレーシアのタンジュン・プルパス港から省燃費型の港湾ヤード用コンテナクレーン「ハイブリッド・トランステーナ」11基を受注した。省燃費機能を搭載したヤード用コンテナクレーンは，燃料価格の高騰や環境規制の強化で採用が増えている。同社の省燃費型は，2007年に東京港と名古屋港に納入した実績があり，2008年は博多港への納入を予定している。マレーシアを含む海外向けは今回が初受注に当たる。 　同コンテナクレーンは，エンジン回転数をエンジン負荷に応じて制御する同社独自の省燃費型である。加えて，コンテナを巻き下げる時に発生する電気エネルギを蓄電装置に貯え，そのエネルギをコンテナ巻き上げ時の補助エネルギとして活用する。20ftコンテナ2個を同時に動かせるツインスプレッダーを装備しているので，荷役効率も高い。同クレーンの燃料消費量は従来型に比べて50％少なく，CO2の削減量やエンジンの低騒音化も世界最高レベルという。

[続きを読む]