2008年9月10日Jose Fermoso
電動バイクや電動スクーターは、ガソリンを大量に消費する自動車に乗ることに罪の意識を感じている北米の人たちのためだけにあるのではない。スクーター・メーカーの米eGo Vehicles社は、南アフリカ共和国でスタートした新しい環境保護運動の一環として、排気ガスを出さない同国初の電動スクーター『The Helio』を発売する。The Helioは、米国で販売されている『eGo Cycle 2 SE』と同様に充電式で、二酸化炭素の排出量をゼロにすることを目指している。興味深いのは、もっと重量があって高価な多くの電動バイク(日本語版記事)と比べると、最高時速はそれほど遜色なく(時速約40キロメートル)、フル充電(6時間)後の持続時間や、1回の充電で走れる距離が長いことだ。これは、電動バイクの製造コストが消費者の手の届く水準まで徐々に下がってきていることを意味している。米国人は近い将来、もっと手頃な価格で電動バイクを購入できるようになるはずだ。The Helioは、動力用に12ボルトのバッテリーを2個搭載し(6アンペアの充電器を内蔵)、『Harley-Davidson』と同じベルトシステムで駆動する。米国で販売されているeGO Cycle 2 SEの価格は約2100ドルで、The Helioも同程度の価格になる。[日本でも発売されている。サイトによると、『eGO2-J』モデルの価格は14万8000円から16万3000円。充電は家庭用100Vコンセントで約4時間、走行距離は1充電当り約40km、燃費は原付バイクの5分の1という]電動スクーターThe Helioの短い動画をチェックしよう(主要な情報は2分41秒あたりから始まる)。[Wikipediaには、現在公道を走ることができる電動スクーター市販車の一覧がある。日本メーカーとしては大阪のプラスパが挙げられているが、同社サイトは確認できていない。もうひとつのメーカーとして挙げられているヤマハは、電動『パッソル』などについて、リチウムイオンバッテリーのリコール問題から2007年9月に発売を中止したという]
[日本語版:ガリレオ-矢倉美登里/福岡洋一]
WIRED NEWS 原文(English)
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