http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080916/158061/
2008/09/16 18:20
フランスPeugeot社は、2008年9月12～14日に英国Silverstoneで開催されたルマンシリーズ第5戦において、ディーゼルエンジンを搭載したLMP 1クラス車両「908 HDi FAP」のハイブリッド車「908 HY」を発表し、Silverstoneサーキットでデモ走行を実施した。ハイブリッドシステムを搭載することにより、減速時のエネルギをLiイオン2次電池に蓄電し、そのエネルギにより加速時に一時的に出力を高められるほか、同等出力とした場合、低燃費走行が可能となる。
ハイブリッドシステムは、従来のスタータモータに代わり、60kWのモータ兼ジェネレータを採用し、60個のセルからなるLiイオン2次電池を10パック搭載し、6パックはコックピットに、4パックは左側のフロアパンに配置した。Liイオン2次電池とモータ兼ジェネレータとの間のエネルギの流れを制御するパワー・コントロール・ユニットは、左側のフロントウイングの後ろに位置する。
908 HYは、Le Mansでの1周当たり約20～30秒間、エネルギを回生する。加速時や追い越ししたいときには、約20秒間、エンジン出力に60kW（80hp）を加えることができる。また、ピットレーンなどではモータのみで走行することも可能。
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