http://www.chosunonline.com/article/20080825000013
昼の間に太陽光発電でバッテリーを充電しておき、その電力で夜間も飛行を続ける、という手法で数カ月間連続して作戦行動可能な無人偵察機が、2年以内に実戦配備される。イギリスBBC放送が23日に報じたところによると、イギリスの防衛企業キネティック社が開発した太陽エネルギー無人偵察機「ゼファー6」(写真)が、米国アリゾナ州ユマにある米陸軍の実験場で、先月28日から31日まで82時間37分飛び続け、無人飛行機の連続飛行で最長記録を達成した。この次世代偵察機は、米国国防省が開発資金を支援した。ゼファー6は、一般の旅客機の運航高度より2倍も高い高度1万8000メートル以上という高空で遠隔操縦により活動する。BBCが伝えたところによると、翼の長さは18メートルに達するが、重さは30キロに過ぎないという。しかし、この無人機は最先端技術の結晶だ。胴体は最先端の炭素繊維を材料に用いることで重量を画期的に減らし、45度の高温から零下70度の超低音まで耐えられる。また、両翼には紙より薄い「非結晶シリコン薄膜」太陽光発電パネルが装着され、バッテリーにも既存の製品より2倍以上効率がよい新技術が用いられている。キネティック社は現在、米国ボーイング社と共同で、重さ約450キロの偵察・通信装備を積んで飛行可能な超大型太陽エネルギー偵察機を作る「ハゲワシ(Vulture)」計画に参加している。同社のポール・デイビー開発局長は、「3カ月間連続飛行できるようシステムを改善し、2年以内に実用化する計画だ」と語った。
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