図1◎電気自動車の実験車両
図3◎ハイブリッド車用電池モジュール
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080806/156094/
日産自動車は2008年8月6日、2010年度に日本および北米で発売を予定している、Liイオン2次電池を搭載した独自開発の電気自動車、FR(前部エンジン・後輪駆動)ハイブリッド車の実験車両を公開した。
電気自動車の実験車両は、前輪駆動でエンジンルーム内に出力80kWの新開発モータとインバータを搭載したもので現行型「キューブ」をベースに製作した。居住空間を犠牲にしないように、オートモーティブエナジーサプライ(AESC)製のラミネート型Liイオン2次電池は床下に配置している。
日産は2010年度に日本および北米で電気自動車を発売、2012年には世界展開する予定で、2010年度に発売される電気自動車は、既存の車体を流用するのではなく電気自動車として専用にデザインした新型車になる。
ハイブリッド車の実験車両は、同社が目指している「意のままに操る走りの楽しさを追及しつつ、環境性能を向上させること」を目的に開発を進めている後輪駆動ハイブリッド車。ベース車両は「スカイライン」で、荷室内にLiイオン2次電池を搭載する。
開発したハイブリッドシステムは、エンジンと変速機の間に駆動用・回生用を兼ねる一つのモータ兼発電機を配置し、モータの入出力側に一つずつクラッチを配置したパラレルハイブリッドシステム。モータと二つのクラッチを走行モードに合わせて切り替え、モータ走行、エンジン走行、および減速時のエネルギ回生を実現する。
0 件のコメント:
コメントを投稿