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2008/08/20

次世代・高性能電池技術/拠点集積、神奈川県内で加速


http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiiaug0808472/ 
電気自動車(EV)などの動力源となる大型リチウムイオン電池や自然エネ
ルギーを有効活用できる太陽光電池など、高性能電池関連技術の開発・製造拠
点の集積が県内で加速している。次世代エネルギーの開発需要が高まる中、同
様技術の集積が進む関西地域に対抗し、県などは誘致に注力。「高性能電池産
業は今後、環境面や産業エネルギーに大きなインパクトを与える。神奈川を世
界をリードする舞台にしていきたい」(県企業誘致室)と、産業活性化の構想
も描いている。
 今年に入り県内進出を表明したのは日産自動車とNECグループ、昭和シェ
ル石油、ベンチャー企業のエリーパワー。自動車、電機、住宅関連など業種を
超えて広がる。投資額はこの三件だけで四百四十億円以上の巨額に上る。
 日産とNECグループでつくる合弁会社オートモーティブエナジーサプライ
(相模原市)は来春に、EV用リ電池の量産工場を座間市内に新設する戦略を
五月に公表した。電池用素材を提供するNECトーキン(仙台市)と合わせた
投資額は約二百七十億円。県は最大で二十二億五千万円を助成する見通しだ。
 厚木市内には来年二月、太陽光電池の量産化に向けた研究開発拠点ができる。
昭和シェル石油が七月に表明した。液晶・半導体製造装置大手のアルバック
(茅ケ崎市)と連携し、この分野に本格参入する。場所は未定だが一一年には
世界最大級の太陽光発電パネル工場を建てる方針。今回はそれに備えた投資で
約七十億円を投入、県は十億五千万円を助成予定だ。
 さらに七月末には、リ電池の量産化を目指すエリーパワー(東京・千代田区)
が、川崎市の臨海部に研究開発拠点と量産工場の新設を決めた。投資額は百億
円以上とみられる。シャープや大和ハウス工業の出資を得て一二年春には量産
を始める。太陽エネルギーだけで必要な電力を賄えるシステムを住宅や工場な
どに普及させる方針で「いずれEV用電池にも事業を広げていく」(同社)計
画だ。


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