http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080715/154836/
ドイツDaimler社は、「smart fortwo」の一部改良で、ガソリンエンジンにアイドリングストップ機構「micro hybrid drive (mhd)」の採用を拡大し、ディーゼルエンジンモデルにクローズド(目封じ)タイプDPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルタ)を採用すると発表した。一部改良したガソリンエンジンモデルは2008年10月から、ディーゼルエンジンモデルは同年秋に発売する予定。mhdは、3種類のガソリンエンジンのうち、最高出力が52kWのエンジンを搭載したモデルのみオプションで設定していた。今回、52kWと45kWモデルに標準装備する。このシステムは、信号で止まるときなどにドライバーがブレーキペダルを踏んで車速が8km/h以下になるとエンジンを停止し、その後、ブレーキペダルから足を離すと一瞬で再始動する。再始動時に5速自動MTの変速レバーを操作する必要はない。mhdにより燃費は23.3km/Lとなり、従来より約8%向上する。停止と発進を繰り返す都市部の走行では、約20%の燃料節約になるという。CO2排出量は103g/km。クローズドDPFは、これまでのオープンタイプのDPFに比べて、PM(粒子状物質)の除去率が高い。さらに、エンジン制御技術によってフィルタの耐用年数が長くなり、事実上メンテナンスフリーとなっている。
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