http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080716/154890/2008/07/16 17:30
物質・材料研究機構(NIMS)は、2008年7月18日、「NIMS-トヨタ次世代自動車材料研究センター」を開設し、トヨタ自動車と連携して研究を始める。次世代の自動車材料を生み出すために必要な技術を開発する。基本的な現象のメカニズムを解明して基盤技術につなげることを目指す。原子オーダーの微視サイズから巨視サイズまでの広範囲にわたって物質のふるまいをシミュレーションし、解析、評価し、材料を合成する総合研究手法を駆使する。具体的には、環境・エネルギ問題の観点から開発の要請が高い次世代車載用2次電池に関する研究をまず開始し、順次、ほかの環境・エネルギ対応材料に研究領域を拡大させる計画である。本研究センターは、ほかの研究機関の参加を視野にいれて活動する。また、連携研究を通じて材料開発に必要な基盤技術を習得した研究人材の育成・輩出も図っていく。この産独連携研究を進めるには優れた人材が不可欠と考え、研究員、ポストドクター、大学院生を広く募集している。
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