Volkswagen社、プラグインハイブリッド車「Golf TwinDrive」を開発

図2◎計器類の中央には燃料計と電力の残量計が並ぶ。

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080630/154112/
2008/06/30 17:52
ドイツVolkswagen社は、プラグインハイブリッド車「Golf TwinDrive」を開発し、ドイツ政府の走行実験プロジェクト「Fleet Test: Electric Drive Vehicles」に参加すると発表した。家庭用電源から充電可能なLiイオン2次電池とモータに、ガソリンエンジンもしくはディーゼルエンジンを組み合わせる。同プロジェクトは、再生可能エネルギ源の効率的な使用を目的としており、20台のGolf TwinDriveには水力・風力・太陽光発電によって得られた電力で充電する。モータのみで走行するEVモードでの航続距離は50kmまでで、現在実用化しているハイブリッド車と比べて大幅に延長した。エンジンは、それ以上の走行が必要な場合に駆動する。郊外からベルリンまでの100km以上となる典型的な通勤の往復ルートにおいて、Golf TwinDriveは8kWhの電力と2.5Lの燃料を消費した。その間の最高出力は130kW。Fleet Test: Electric Drive Vehiclesには、エネルギ会社のE.ON社、Lithium Technology Corporation社の子会社であるGAIA Akkumulatorenwerke社、電池に関する技術会社のEvonik社およびLi-Tec社、国際的な研究団体のFraunhofer Gesellschaft、ハイデルベルクエネルギー・環境研究所（Institute for Energy and Environmental Research Heidelberg）、ドイツ航空宇宙センター（German Aerospace Center）、Westphalian Wilhelms大学が参加し、Volkswagen社が統括する。GAIA社は、今後3年間で、リン酸鉄リチウム正極材をベースとした七つのLiイオン2次電池を供給する。電力容量は12kWh。櫛谷 さえ子＝日経Automotive Technology

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